洋菓子四天王の一つ。人気の高いモンブランケーキの由来や発祥の地とは?
Omoimoでも2022年11月からリニューアルして販売しているモンブラン。
実は、洋菓子の四天王(ショートケーキ・プリン・シュークリーム・モンブラン)と言われるものの一つ。
毎年秋のシーズンになると名物モンブランを多くのケーキ屋さんで見かけるようになりますよね。
最近では、栗以外にもかぼちゃや芋を使ったモンブランケーキも幅広く販売されるようになりました。
今回は、そんな人気の高いモンブランケーキの由来や発祥の地などを紐解いていこうと思います。
モンブランの由来
モンブランは、フランスとイタリアの国境に位置するアルプス山脈の「モンブラン山」をモチーフにしたお菓子。
生クリームの上に栗のクリープを絞り出して山の形のように盛り上がったスイーツですが、
実は、原型となったのは北イタリアの家庭菓子「モンテ・ビアンコ」だそうです。
また、家庭菓子の「モンテ・ビアンコ」は、私等がよく見るモンブランとは違い、
下に栗のクリームを敷き、その上に生クリームが乗っている通常とは逆のバージョンで作られているのが特徴。
ちなみに実はフランス語の「モンブラン」もイタリア語の「モンテ・ビアンコ」も同じ「白い山」という意味を
指しています。
モンブラン発祥のお店「アンジェリーナ」
多くの方が、栗を使ったスイーツと言えば思い浮かべるのが「モンブラン」。
このモンブランケーキが生まれたフランスの名店があります。
1903年フランスパリで創業した「サロンド・テ・アンジェリーナ」です。
アンジェリーナのモンブランは、上質な栗を使って作る濃厚なマロンクリームに生クリームとメレンゲだけで
作られたもの。上品な口溶けが味わえる一品で昔から人気の商品です。
※日本でも購入できるとのことで、出店情報はこちらからご確認ください。
日本でのモンブランの歴史
日本では、東京都自由が丘にある1933年創業の「MONT-BLANC(モンブラン)」というお店で初めて、
モンブランを販売しています。
創業者であり、菓子職人の「迫田 千万億(さこた ちまお)」氏が旅行で訪れたフランスのシャモニー地方で
見た「モンブラン山」や地方のお菓子に魅了されて、日本でモンブランを開発したそうです。
そこで有名な話が「黄色いモンブラン」。
迫田氏は、日本人の口に合うようにと馴染みのある甘露煮を使ったもので、クリームが黄色かったとのこと。
そして、本場のモンブランはクリームのみを使ったスイーツでしたが、持ち帰りができるようにと
スポンジを使ってケーキ仕立てにしたのも特徴です。
それが戦後日本で広く浸透し、洋菓子四天王のスイーツの一つとして愛されてきました。
【公式】MONT=BLANC 東京自由が丘モンブラン
☆モンブランのストーリー:「モンブランについて」
【Omoimoモンブランについて】
☆Omoimoでも糖度が高くしっとりとした味わいの紅芋「沖夢紫」を使ったモンブランが販売されています。
ご紹介記事:「実演販売開始!モンブランマシンで仕上げる「生搾り紅芋モンブラン」が登場!」