いよいよ師走だ!年末の大掃除を効率よく終わらせよう
11月も終わり、いよいよ今年も残すところ1ヶ月。毎年思いますが1年がすぎるのは早いものです。
2024年を気持ちよく迎えたい方という方は大掃除を計画されていることでしょう。
大掃除って大変ですよね。計画的にコツコツできれば良いけれど、仕事や子育てなどでなかなか時間が取れないという方も多いはず。
そんな方に、1日5時間で家中をピカピカにする大掃除術をご紹介します。
まずは汚れの性質を知ろう!
家の汚れは大体「アルカリ性」と「酸性」の汚れでできています。
アルカリ性の汚れは「酸性の洗剤」を、酸性の汚れは「アルカリ性の洗剤」と反対の性質を持つものを使用すると中和されて汚れを落としやすくなります。
・アルカリ性の汚れ
水垢・石鹸カス・尿汚れ・電気ポット内の固くなった白い汚れなど
これらを落とすには「酸性」の洗剤が有効です。酸性の洗剤は市販でも多くありますが、例えばトイレ用洗剤「サンポール」などが代表格です。
しかし、匂いが苦手という方もいたり、薬剤が強すぎて心配という方もいると思います。そんな方はお酢やクエン酸を代用することもできます。
・酸性のよごれ
油汚れ・手垢汚れ・皮脂汚れなど
これらを落とすには「アルカリ性」の洗剤を使いましょう。例えば身近なものですと洗濯用洗剤やお風呂場の洗剤はアルカリ性です。
料理にも使える「重曹」もアルカリ性の洗剤として使用できます。
*混ぜると危険な洗剤があります!塩素系洗剤と酸性の洗剤の組み合わせは絶対NGです。必ず使用前に確認してください。
ー 掃除用具を確認しましょう!
・スポンジ
・ヘラ
・水取りワイパー(スキージー)
・ゴム手袋
・アルカリ性洗剤(重曹も可)
・酸性洗剤(クエン酸や酢も可)
・刷毛や筆
・掃除機やほうき
・ぞうきんなどいらない布
・マスク(ほこりよけ)
●タイムテーブルを作ろう
5時間で大掃除を終わらせたいとすると、大切なのは時間配分。
優先順位を決めて、効率よく進めていきましょう。
年末となると気温が下がっているので、できるだけ水を使う掃除は午前中に終わらせたいところです。
日常の掃除でなかなか掃除できない箇所はこちら。
・カーテン
・網戸
・窓ガラス
・換気扇やレンジフード
・壁や天井など
掃除のコツとしては「上から下」「奥から手前」に掃除すると二度手間がなく綺麗になります。
ー 事前に落としにくい汚れは洗剤を馴染ませておこう
頑固な汚れは洗剤を塗った後30分ほど放置した方が落としやすくなります。
・お風呂のカビ汚れ
・換気扇やレンジフード
・トイレの裏側など
ー キッチン周り<酸性汚れ+アルカリ性汚れ>
キッチン周りは調味料や食器など細かいものが配置されています。汚れがひどくないものは、電解水を含んだシートなどで拭き取ったり
食器洗い洗剤で洗います。
一番頑固なのが油汚れ!特にキッチンの換気扇は日頃の料理から出る油を吸って、ギトギトになっています。
3ヶ月に1回は綺麗にしたいところですが、なかなかできないですよね。
油汚れは<酸性の汚れ>なので、アルカリ性の洗剤を使用します。
シンクの白くなった後は水垢です。水垢はアルカリ性の汚れなので酸性の洗剤を使用します。
ー トイレ周り<アルカリ性汚れ>
トイレの汚れで頑固なのが尿石です。固まってしまったら、ヘラなどでこそぎ落としてみましょう。
酸性洗剤を塗り、30分ほど放置すると落ちやすくなります。
ー お風呂場<アルカリ性汚れ+酸性汚れ>
風呂場の汚れはとても複雑。皮脂汚れやカビ、水垢などアルカリ性汚れと酸性汚れが混ざっています。
お風呂場特有の赤いカビは酸性、石鹸カスなども酸性の汚れです。黒カビは塩素系漂白剤でよく落ちます。
塩素系の洗剤はクエン酸など酸性の洗剤と混ぜるとガスが発生して大変危険なので、用途をしっかりと確認して使用してください。
浴室用洗剤で洗ったのち、頑固な汚れに関しては塩素系漂白剤を使用してみましょう。
ー カーテン
1年に1度は洗いたいカーテン。午前中に取り外し、洗濯機にかけます。洗濯が終わったら、そのままカーテンレールに吊り下げて干すと手間が省けます。
ー 壁や天井の汚れ
壁や天井は床を拭くワイパーなどを使用して拭き取りましょう。ヤニや油汚れが目立つところは重曹を使うとよく落ちます。
汚れの性質を知って、その汚れにあった洗剤を選ぶことがポイントですね。洗剤の使用用途はくれぐれも守ってください。大掃除をきっかけに断捨離を進めるのも良いかもしれません。少しでも大掃除のヒントになれば嬉しいです!