夏バテの予防と対策。オススメの食べ物や食し方をご紹介!

#Life Style

日本は世界平均に比べて気温上昇率が高い!?

いよいよ夏本番。

年々、気温も高くなり室内外の温度差で体がだるくなったり、熱中症になってしまったり。

また、暑さのせいで冷たい食べ物ばかりを摂って胃を冷やしてしまいがち。

 

それもそのはず。

実は、日本の平均気温はこの100年あたりでおよそ1.2℃の割合で上昇していて、

この30年では、熱帯夜や猛暑日も増え、世界の平均に比べても

地球温暖化による気温上昇率が高いと言われています。

参照:日本の気候の変化 -気象庁-

 

そんな日本の夏を乗り切るために、夏バテの原因と対策についてまとめてみました。

 

 

夏バテの原因と対策

〈夏バテの原因〉

夏バテの症状には、「体のだるさ」「食欲不振」「疲れやすい」「寝不足」などがあり、

治療薬や確実な治療法は無いと言われています。

 

原因は、自律神経の乱れによるもの。

私たちの体は、この自律神経によって暑さを感じると発汗して一定の体温を保っていますが、

暑い夏になると室内外の温度差や熱帯夜の睡眠不足、

暑さによる食欲減退が原因となる栄養不足などによってこの自律神経が乱れてしまいます。

 

その他にも発汗によるビタミンやミネラル不足、水分不足も原因の一つで、

胃腸の疲れや食欲不振、倦怠感を引き起こしてしまいます。

 

〈夏バテ予防〉

①室内と外の温度差に注意

室内と外の温度差が5℃以上あると、自律神経が乱れやすくなると言われています。

しかしながら、昨今の気温を考えると外気温35℃に対し、

室内でのエアコンの温度を30℃に設定すると、熱中症になりかねません。

エアコンを冷やしすぎず快適と感じる温度に無理せず設定したり、

扇風機やサーキュレーターを併用して体感温度を下げるという工夫をすることもおすすめです。

 

また、逆に職場や外出先での冷房が冷えすぎている時には、

首元や手首、足首を温めることで体感温度を変えることが出来ます。

ストールや羽織、レッグウォーマーを活用するなどして、

体が冷えすぎないようにしましょう。

 

②規則正しい生活習慣

環境による身体への負担が強くなる時期。

規則正しい生活習慣を行うことで自律神経の乱れを補正していくことが大事。

朝には、起きてすぐ朝日を浴び、朝食をとることで、体内時計をリセット。

疲れた日には、できるだけ睡眠時間をしっかり取ることを心がけたり、

運動を取り入れることで代謝アップ、体力不足改善にも効果的です。

暑い中での長時間の運動ではなく、家でできるストレッチや軽い運動、

涼しい朝晩にウォーキングをしてみるというのも夏バテ対策となります。

 

 

 

③体を温める

暑い夏だからこそ、湯船に使って身体の芯を温めることが夏バテ予防に効果的。

温めのお湯(37〜39℃程度)に10分浸かるだけで、

自律神経が整い、疲労回復も期待できます。

また、忙しくてシャワーが多い方には、

先ほどの首、手首、足首に加えて腰や腹部をシャワーで長めお湯であてるだけでも

身体が温めることができます。

 

 

 

夏バテ予防に効果のある食べ物と食し方

 

夏バテ予防には、食べ物や食し方も大事な要素。

偏りがちな時期だからこそ、できるだけ栄養バランスや水分補給も合わせて気にかけたいものですね。

 

①不足しがちなタンパク質、ビタミン・ミネラル

夏場は喉越しのよい素麺や冷麺など冷たいものや手軽な炭水化物をとりがち。

しかし、夏バテ予防には不足しがちなタンパク質やビタミン・ミネラルを取り入れた

メニューがポイントです。

特にビタミンB群が豊富な「豚肉」や「うなぎ」は疲労回復に効果的です。

豚肉にはタンパク質だけでなく、鉄分が豊富。

生姜焼きや豚シャブポン酢など家庭でも簡単に作れるメニューが豊富なのも嬉しい食材。

ビタミンB1の吸収を促進する「アリシン」という成分を含む、ニラやネギと一緒に食べると良いです。

 

うなぎは、「土用丑の日」の時期に食べられてきた馴染みのある食材の一つ。

ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンDと栄養素が高く、

夏バテ予防・解消の食材としても重宝されています。

たまには奮発してうなぎ丼にしてみるのもいいですね。

 

 

 

 

②栄養価の高い旬の野菜

トマト、エダマメ、モロヘイヤ、ゴーヤ、パプリカなどの旬の夏野菜は、ビタミンやミネラルが豊富。

特にトマト、その他にもきゅうりは夏場の発汗で失われやすいカリウムを多く含む食材。

体内の不要な塩分の排出を促す大事な栄養素なので夏バテ予防・解消に効果があります。

 

他にもネバネバ系野菜のオクラは、水溶性の食物繊維による整腸作用や

コレステロール値の低下、糖質の吸収を抑えるなど、お肉との付け合わせ野菜としても

積極的に摂りたい食材です。

 

 

③食欲増進効果が期待できる香辛料

いつもの料理に香辛料や香味野菜を使って、食欲増進効果が期待できるメニューへアレンジしてみるのもいいかと思います。。

にんにくや生姜は取り入れやすい香味野菜でもあるので、お肉料理に是非お試しください。

 

その他にも、冷やし素麺などの夏定番の涼しげメニューにも

ワサビ、ネギ、シソの葉、ミョウガといった食材を多く入れてみるのもいいかもしれません。

 

香辛料では、カレー粉やコショウでお箸が進むレシピアレンジや

レモンなどの柑橘系や胃や腸の働きを促進してくれるお酢も食欲増進に役立ちます。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか。

生活習慣や食生活のちょっとした心がけで夏も元気に生活したいものです!

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