寒い時こそ「焚き火」。暖をとるだけじゃない癒しの効果とは。
寒いシーズンに入り、最近では自然の中で行うキャンプや焚き火、サウナテントなどのアウトドアがブームに。
日頃の忙しさや都会の喧騒を離れ、癒しを求めている方も多いかと思います。
実際に自然の中に身をおくことで、心も体もスッキリと満たされ、ストレス軽減効果があると
(Landscape and Urban Planning)研究結果でも発表されています。
大自然の中で、自然の風景美や音、匂いを体で感じながら、焚き火で暖を取り、
ゆっくりとした時間を過ごすのが通の楽しみ方。
実は、この焚き火がもたらす「癒し」の効果に多くの方が注目しています。
どんな癒しの効果があるのかをまとめてみました。
1/fゆらぎ
ゆらぎの効果
「1/fゆらぎ」の効果をご存知の方も多いかと思います。
自然の中にある光、風、波、雨などどれも止まるものはなく、不規則な動きが、
パワー(スペクトル密度)に対して周波数fに反比例するゆらぎのこと指します。
80年前に発見されたこのゆらぎは、人にとっても心地良さを感じると言われており、
実は人の心拍や脳波、呼吸などの生体リズムにも1/fゆらぎがあり、五感を通じてこのゆらぎを感じることで、
心地よさや穏やさなど安心する効果があると知られています。
実は、この焚き火の火も同様。
火のゆらぎも一定なものは一つとしてありません。
眺めているだけで、ぼーっとできるそんな時間が心地よさを感じます。
参考文献:青森公立大学 「1/f ゆらぎは脳にとってなぜ心地よいのか」
ゆらぎと音の関係
このゆらぎは、音にも深い関係あるといわれています。
雨や波の音、また焚き火がパチパチと火の粉をあげて燃える音にもゆらぎがあり、
不規則性がゆえ心地よさを感じさせるというもの。
じつは、ゆらぎの効果を感じる音には、3つの種類があると言われています。
①ホワイトノイズ 「シャー」という擬音で表現でき、人が聞こえる全ての音の周波数を含む。
②ブラウンノイズ 「ゴー」という大きな滝の音に似ていて、周波数が低い音の集まり。
③ピンクノイズ 「ザー」という雨の日の音に似ていて、生体リズムに一番近い音。
どの音もサウンドマスキングといって、雑音や騒音など耳障りな音をかき消すと言われ、心地よさを感じると言われています。
ホワイトノイズは、赤ちゃんが泣き止んだり、寝つきやすい音としても知られていますよね。
特にピンクノイズは、1/fゆらぎとも言われており、音楽でいえば「モーツアルト」の曲に多く、
ヒーリングミュージックもこの理論を応用して作曲されていると言われています。
焚き火はマインドフルネスにも効果的
焚き火は、ゆらぎによる心地よさだけでなく、
「”今ここ”に意識を向ける」マインドフルネスによる心理的効果もあると言われています。
スティーブ・ジョブズやGoogle社が取り入れたことで注目を浴びたマインドフルネス。
1970年代に提唱されたこの瞑想方法は、医学的にも科学的にもその効果が多く立証されているアプローチの一つです。
物資的に豊かな現代であるにも関わらず、心理的なストレスを抱える人が多い現代にとっては
その効果や有効性が
マインドフルネスによる心理的効果
①集中力のアップ
②自己認識能力(メタ認知)のアップ
③幸福感のアップ
④うつ緩和
⑤不安感情の減少
このマインドフルネスでは、瞑想のアプローチを何か一つのことに意識を集中させることで、
瞑想への導入を行なっていきます。
一番よく知られているのが「呼吸」による瞑想ですが、集中するまでに時間がかかる場合には、導入に
焚き火が有効とも言われています。
火を眺め、音を聞くという、それだけに一点集中することで「今ここにいる」という感覚を掴みやすくなります。
また、火の温かさを感じることで、心理的な安心感もより感じやすくなる効果があると言われています。
円滑なコミュニケーションにも
家族や仲間で焚き火を囲むときには、コミュニケーションにおいても大きな心理的効果があると言われています。
それが、「自己開示」と「他者容認」です。
自然の中や焚き火によって、安心感や安堵感、開放感から心理的安全性が図られ、
火を囲むことで会話がない間も気にせずその「場」を楽しめるということが背景にあるそうです。
いつもなら話さない様なこと、また相手の話を聴こうと思える落ち着いた心理はいつもとまた違った
コミュニケーションを生んでくれることでしょう。
最近では、キャンプギアを販売するスノーピーク社が、「アウトドア×企業研修」ということで、
チームビルディングを図る焚き火をメインにした研修も行なっています。
参考サイト:THE SNOW PEAK WAY 焚火が「チームの絆」を強くする。
参考コラム:焚き火で自立神経が整う!?臨床心理士が語る「焚き火とメンタルの関係」がすごい
関連文献:火のある暮らしの効用研究:暖炉によるコミュニケーション増進効果
Omoimoで焼き芋を楽しむなら
Omoimoでお取り寄せした紅芋も簡単に焚き火で温めなおして、「焼き芋」をお楽しみいただけます。
濡れたクッキングペーパーや新聞紙で芋をつつみ、そのあとアルミホイルを巻いて、焚き火の中へ。
自然解凍後であれば10分程度で出来上がります。
☆ご自宅にOmoimoを取り寄せて、ぜひお試しください!!!
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